わくわく広場について

近年、我が国では少子高齢化や国際化が急速に進む中、子育てに困難を感じる親、貧困に苦しむ家庭、保育・教育の環境が十分に整わない子ども、障害をもつ子どもとその親、外国にルーツをもち多様な文化の在り方が理解されずに孤立している子どもとその親等、日本社会の中で生きづらさを感じている子ども、家庭への支援が求められています。

このような現状の中、地域子育て支援、保育・教育、障害者福祉、多文化共生を専門とする研究者及び地域において様々に子どもや家族への支援活動を行ってきた市民活動家らで立ち上げた「わくわく広場の会」は、2014年3月より、地域子育て支援及び多文化共生の方法のひとつとして、群馬県大泉町にて日本人のみならず、様々な外国籍の子どもとその家族を対象に、子どものための遊び場「わくわく広場」を開催してきました。

「わくわく広場」は、遊び、児童文化、音楽・造形などのアートを通した活動を行うことにより、世代、立場、国籍、言語、文化の違いに関係なく、多様な社会的・文化的背景をもつ様々な人々が集い、交流することを可能にしてきました。より多くの、そしてより多様な大人に見守られて過ごすことのできる「わくわく広場」は、地域の中で子育てを行う家庭にとって「居場所」としての役割を果たし得るひとつのモデルであるといえます。

2016年2月、今後「わくわく広場」を安定的、継続的に運営し、さらに活動の場を発展させていくために、NPO法人として新たなスタートを切ることになりました。

これからは、保育・教育、障害者福祉、子育て支援、多文化共生、芸術、文化等の様々な領域の実践及び研究の経験と、専門性を活かした市民活動家集団として、子どもの健全育成に関する事業を中心に、未来を拓くすべての子どもの健やかな成長を支えるための福祉の増進、社会教育、まちづくりの推進、学術、文化、芸術の振興、人権擁護や平和の推進及び国際協力や地域社会の発展に寄与する事業を展開していきたいと考えています。

 

わくわく広場の会パンフレット

Pamphlet-1

Pamphlet-2